「奇跡が起きた、あの時だけは野球面白いなと」ソフトバンク柳田悠岐が9年ぶり「スカパー!サヨナラ賞」、西武戦で劇的3ラン

3・4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞したソフトバンク柳田

パ・リーグは16日、最も印象に残るサヨナラ打を放った選手を表彰する「スカパー!サヨナラ賞」の3・4月度の受賞者として、ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)を選んだ。柳田の受賞は2015年8月度以来約9年ぶりで、自身3度目。

選ばれたのは、4月29日にみずほペイペイドームで行われた西武戦、2点を追う9回2死一、二塁から飛び出したサヨナラ2号3ラン。

柳田は受賞会見で「選んでいただきうれしく思います。打ちたいって思って打てるもんじゃないので。欲を出さず、しっかり後ろにつなぐ気持ちでまた打てたらいいくらいの気持ちでいたい」と喜んだ。

4打席快音が聞かれない中、9回2死で回ってきた好機だった。「5タコになるかなって思いながら打席に向かいました。奇跡が起きたなって思った。(これ以上は)味わえないくらい興奮しました」と振り返った。その上で「なかなかない経験だと思うので、あの時だけは野球面白いなと思いました」と〝ギータ節〟で総括した。

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