Mipox、24年3月期決算 4期ぶりの最終赤字 ハイテク関連振るわず

Mipox

 研磨・塗布関連製品製造などのMipox(マイポックス、鹿沼市さつき町、渡辺淳(わたなべじゅん)社長)が15日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前期比6.7%減の93億5400万円、経常損失1億8600万円、純損失が4億800万円で4期ぶりの最終赤字になった。

 主力事業のハードディスク、光ファイバーなどハイテク製品向け研磨剤などが低調で売り上げが減少。受託事業も案件が減少した。原材料高なども響き、経常赤字になった。京都工場売却による特別利益もあった一方、広島県呉市でのやすり事業で減損損失を計上し、赤字が拡大した。年間配当は無配。

 25年3月期の業績予想は、売上高が6.9%増の100億円、経常利益3億円、純利益2億円を見込む。配当は未定。

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