ヤオコー巨大ショッピングセンター誕生 JR駅近くに地上5階建て、メインのヤオコーは総菜やベーカリーなど充実 ほかにも百均、内科・小児科、ドラッグストアなど16店順次オープンへ 商圏人口は3キロ圏内33万3千人

新鮮な近海魚がそろう鮮魚コーナー=15日、さいたま市南区のヤオコー武蔵浦和店

 食品スーパーのヤオコー(埼玉県川越市)は15日、さいたま市南区のJR武蔵浦和駅西口にショッピングセンター「the market Place武蔵浦和」を開業。県内100店舗目となるメインの「ヤオコー武蔵浦和店」のほか、テナント店として不動産、保険代理店、100円均一ショップ、眼鏡店、内科・小児科、ドラッグストアなど16店舗が順次オープンする。

 食品スーパーのコンセプトは「おいしさ、楽しさを変化で伝え、豊かな食生活を届けよう」。店内作りの総菜やベーカリーコーナーをはじめ、対面販売や産地フェアなどの企画に注力。夕方5時以降の品ぞろえの充実や週末ならではの企画も展開する。

 精肉は黒毛和牛の極厚ステーキなど見た目も楽しい売り場を演出。自社製造のローストビーフのカルパッチョなど家族で楽しめる商品を取りそろえた。鮮魚は珍しい魚種の盛り合わせや生マグロをメインにおいしさと鮮度を追求。青果は日替わりコーナーなど地元野菜の取り扱いを拡大した。

 2階には購入商品の飲食ができるスペースやキッズコーナーも設けた。

 店舗はプラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナに併設し、地上5階、地下1階建て。施設の敷地面積は約5600平方メートル、延べ床面積約7330平方メートル。地下1階の駐車場は70台。地上は駐輪場268台、バイク10台。営業時間は午前9時~午後9時45分。休業は1月1、2日、ほか1日。

 商圏人口は3キロ圏内33万3千人(15万9千世帯)で、ヤオコーの初年度売上は26億円を見込んでいる。

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