全国的に高温続く 西日本の太平洋側~沖縄は雨多い予想 大雨への備えを

 気象庁は16日(木)、向こう1か月(5/18~6/17)の天候の見通しを発表した。 暖かい空気が流れ込みやすく、向こう1か月の気温は全国的に高く、特に5月末にかけてかなり高くなる見込み。

 西日本と沖縄・奄美は、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期がある見通し。このため、西日本太平洋側と沖縄・奄美の向こう1か月の降水量は平年並みか多く、西日本の向こう1か月の日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。

■高温に関する早期天候情報

 四国や九州、沖縄・奄美の気温は、向こう4日間前後は平年並みか低いが、その後はその後は暖気が流れ込みやすく、22日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。本州の各地方は向こう2週間は気温が高く、22日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる見込み。

 このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。なお、1週間以内に高温が予測される場合には「高温に関する気象情報」を、翌日または当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には「熱中症警戒アラート」が発表される。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

【参考】 梅雨入りの平年日
 沖縄(5月10日ごろ)、奄美(5月12日ごろ)、九州南部(5月30日ごろ)、九州北部(6月4日ごろ)、四国(6月5日ごろ)、中国(6月6日ごろ)、近畿(6月6日ごろ)、東海(6月6日ごろ)、関東甲信(6月7日ごろ)、北陸 (6月11日ごろ)、東北南部(6月12日ごろ)、東北北部(6月15日ごろ)

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