ヘビー級4団体統一戦の報酬に大差 ウシク66億円、フューリー158億円=英紙報道

タイソン・フューリー(ロイター)

ボクシングの世界ヘビー級4団体統一戦(18日=日本時間19日、サウジアラビア・リヤド)で、WBA&IBF&WBO同級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)と、WBC同級王者タイソン・フューリー(35=英国)が激突する。

2人の対戦は「世紀の一戦」と言われているように、ボクシング界屈指の大型イベントとなり、過去最高額となるファイトマネーも注目されている。英紙「デーリー・メール」によると、2人の報酬総額は1億1600万ポンド(約224億3000万円)。ただフューリーの取り分は契約により、総額の70%に当たる8120万ポンド(約158億3000万円)で、ウシクは30%の3380万ポンド(約66億円)という。

対戦交渉の過程でフューリー側は条件面で譲らず、ウシク側が妥協したとみられている。またフューリーの報酬については、世界的プロモーターでトップランク社のボブ・アラム氏によると、ファイトマネーに加えてPPVなどの収入を加味すると、莫大な金額を稼ぎ出すという。アラム氏は「数字はわからないが、1億ポンド(約195億円)をはるかに超えている」と指摘した。

これまでに何度も延期となった世界最強決定戦の結果とともに、巨額報酬にも世界が注目しているのは間違いない。

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