今平周吾さん、アイアンのバックフェースのバッジが取れてますが大丈夫なんですか?

右が7番~PWで使用する『ヤマハ RMX VD/R』、左が4~6番で使用する『ヤマハ RMX VD/M プロト』で、こちらのバッジを外している(撮影:鈴木祥)

日本最古のオープントーナメント、「関西オープン」が滋賀県の名神八日市カントリー倶楽部で開幕した。2017年大会の覇者でツアー通算9勝の今平周吾のキャディバッグを見ると、面白いギアを発見した。

今平のアイアンは、7番以下はアスリートモデルでスピンコントロールしやすい『ヤマハ RMX VD/R』、4~6番アイアンは、より深重心化されて球が上がりやすい『ヤマハ RMX VD/M』のプロトタイプとなっている。この4~6番のバックフェースにあるはずのバッジがなくなっているのだ。

「これはあくまて個人的な感想なので、ほかの人の参考にはならないと思います。バッジがあるモデルで打つよりバッジがない方が、球を弾く感覚があったんです。この弾く感じが欲しかった。でも、フェースに球が乗る感覚もあるんですね。人によっては、バッジを取ると球離れが早くなる感覚があると思います」(今平)

このモデル本来のフェースに乗る感覚を維持しつつ、バッジを取ることで弾く感覚も出している。何だか相反する気もするが、今平の感性ではそうなのだろう。ヤマハのツアー担当に確認してみると、「あくまでプロの個人的な感想」と話す。打感は人ぞれぞれであり、あまりアマチュアに薦められる工夫ではないだろう。

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