藤浪晋太郎の今後を米メディア悲観「これはどう見てもメッツとは終わりのような気がする」

厳しい立場の藤浪

メッツ・藤浪晋太郎投手(30)が窮地に追い込まれている。

今季初のメジャー昇格を果たしながらも右肩痛でIL(負傷者リスト)入り。最長60日間の長期も考えられ、厳しい立場に置かれた。その間もロースターの40人枠は確保され、契約も踏まえた球団の戦略的な措置とみられるが、米メディアは藤浪の今後に悲観的だ。

「ライジングアップル」のティム・ボイル氏は「これはどう見ても藤浪とメッツの終わりのような気がする。チームがそれほど献身的でない選手に対して持てる忍耐力には限界がある。右肩の故障は予断を許さないケガだ」と伝えた。

藤浪はオープン戦、3Aシラキュースでも結果が出ずにIL入りしていたが、13日(日本時間14日)に今季初めてメジャー昇格。右肩痛で引き続きIL入りする異例の状態となっている。メッツとは1年契約で年俸335万ドル(約5億円)プラス85万ドル(約1億3000万円)のインセンティブがつくが、3Aの9試合で防御率14・09、17四球と制球力の悪さは改善されず、結果を残せていない。

同メディアは「これにより彼はシーズン前半を欠場する。約半分のシーズンを残していても、何らかの機会を得る前にリハビリや多くのことを証明する必要があり、メッツは何も期待しないだろう」と厳しい論調を並べている。

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