テクニカルライターがカバンの収納力を調査するため、家中のMacBookを詰め込んでみた

「趣味にも仕事にも遠征にも使えるバッグを借りたので、ちょっとテック的な観点でレビューしてみてもらえませんか?」と依頼を受けた。届いたのはエース株式会社のバッグシリーズ『バフェクト』。1940 年創業の老舗メーカーが、近年流行しているライブイベントなどのファンに向けたバッグとして作った製品とのこと。

「好きに使ってもらって構いませんので!」と言われて届いたこちらのバッグ。「趣味にも仕事にも」とメーカーが謳うとおり、会社に背負っていっても問題ないおとなしめなデザイン。

実はこのリュック、イベントなどに行くユーザーを想定して作られているとのこと。なるほど、イベント会場ではバッグを床に置くことも多いし、「グッズを折り曲げたくない」「チラシ・フライヤーを曲げたくない」といった需要がある。編集者もイベント取材が多いのでこの用途には納得できる。

試しに取材で使うことを想定してノートブック『MacBook Pro( 15inch)、デジタルカメラSONY α7II(+Sigma 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary)、ヘッドフォンMDR-1AM2などを入れてみたがもちろん余裕。コンピュータ・カメラ・バッテリのような大物はもちろん、バッテリ・イヤフォンのような小物もたっぷり収納できるのは当然……ただこんな普通のモノばかり入れていては面白くない。

せっかくだからもっとたくさん入れてみよう。このリュックの特徴は「大容量」で「四角い」ことなので、四角いものをたくさん入れてみたい。というわけでとりあえず家のMacBookを6台集めてきた。

と、いうわけで『MacBook』6台は余裕で収納可能。画像にある白い『MacBook』は相当古い機種なので、全て新しい15inchの『MacBook Air』などで揃えれば7台ぐらいは入ると思う。上部には隙間があるので500mlペットボトルを横に入れることもできそうだ。ただ、実際に背負うと本当に重いのでおすすめできない。「大量のMacを車で持ち運ぶとき」には縦に運べることも含めて悪くないかもしれないが、そういうときは大人しくコンテナとかを使おう。

背負ってみるとさすがは老舗メーカー、両肩のストラップは柔らかく分厚い素材で背負いやすく、かなり重い荷物を入れているにも関わらずカバンの形もひしゃげず、しっかりMacBookを保持してくれた。コンピュータはもちろんだが、本なども含めて「重くて四角いもの」を運ぶのに大いに役立つだろう。色んな推し活で活用できそうだ。
(文=白石倖介)

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