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愛媛県松山市中心部を走る伊予鉄道の路面電車で16日、四国遍路をPRする「お遍路電車」の運行が始まった。車両側面に県内26カ所の霊場の名称を記し、お遍路さんの姿をデザイン。車内には各霊場や遍路の由来などを紹介するポスターが掲示され、つり革は三角形の遍路がさの飾りを付けた特別仕様になっている。
松山市駅で出発式があり、企画した四国霊場会伊予部会の会長で、64番札所前神寺(西条市)の佐々木善康住職は「1200年の歴史を持ち、地元と密着、共存してきた世界に誇れる文化遺産。身近に感じてもらい、実際にお参りいただければと願っています」とあいさつ。部会の住職らがお経を唱え、安全運行を祈願した。
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