ビッグモーター店舗周辺の街路樹が枯れていた問題 器物損壊容疑で元店長の男性を書類送検 時効成立した店舗も

中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が枯れていた問題です。警察は、除草剤を撒いて枯れさせたとして、当時店長を務めていた男性を書類送検するなどし、捜査を終結したと発表しました。

元店長の男性「環境整備の一環」

警察は福岡県飯塚市の店舗前の歩道で2021年4月頃から2023年6月頃まで、除草剤を散布してカンツバキ20本を枯らしたとして、元店長の男性(28)を器物損壊の疑いで書類送検しました。

男性は任意の取り調べに対し、容疑を認めたうえで、「環境整備の一環で行った」という趣旨の供述をしているということです。

容疑者特定でも時効が成立した店舗も

一方、春日店では多くの職員が除草剤を撒いていたとして、容疑者を特定することができず、容疑者不詳のまま書類送検しました。

また、小倉北区と小倉南区の店舗では、従業員の関与を特定しましたが、器物損壊の罪の時効が成立。

古賀店では容疑者を特定することができず、時効も成立していたとして、容疑者不詳でそれぞれ検察庁に書類を送付しています。

いずれも本社の指示などは確認できなかったということです。

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