北見市の飲食店に侵入し現金を盗んだ疑いで、51歳の男が逮捕・送検されました。店の防犯カメラには、犯行の一部始終が映っていました。
深夜、誰もいないカレー店に鳴り響く大きな物音。これと同じ時間、店舗の裏手側にある厨房のカメラには、奥の窓から男が店の中に転がりこむように入ってくる様子が映っています。
フードをかぶり、マスクを付けた男。懐中電灯を片手に急いだ様子で店内に向かいますが、外の様子が気になったのか一度店の外に出ていきました。およそ4分後、再び男は店内に。入ってきた窓を閉め、今度はゆっくりと店内に向かいますが、足をつまずくなど、落ち着かない様子です。厨房から出てきた男は、レジへ直行。棚やレジの下などを物色します。そして、男は店内にあった鍵を使ってレジを開け、現金を奪い去りました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕・送検されたのは、住所不定・無職の西河栄治容疑者（51）です。今月2日午前0時30分ごろ、西河容疑者は北見市のカレー店に侵入し、レジから現金6万1000円を盗んだ疑いが持たれています。警察によりますと、当時カレー店の窓の鍵はかかっておらず、男は窓の外側の格子を工具で外し侵入したとみられています。
警察の調べに対し、西川容疑者は「お金がなくて盗みをやってしまった」と容疑を認めています。
また、この事件の直後に、札幌市東区でもラーメン店などの飲食店で、同様の手口による窃盗や窃盗未遂が相次いでいました。警察によりますと、西川容疑者は札幌市東区での窃盗事件への関与もほのめかしていて、警察は余罪を調べています。
