カチカチの「カエルまんじゅう」期間限定で販売 新入社員たちの挑戦の舞台裏

メ~テレ(名古屋テレビ)

老舗和菓子店「青柳総本家」に入社したばかりの新入社員が、デパートの催事に初挑戦。ドキドキの舞台裏に密着しました。

名古屋土産の定番、“ニッコリ笑顔”が特徴の「青柳総本家」の「カエルまんじゅう」。実は、ごくまれに“出来立て”を販売しているんです。 名古屋駅の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」では、16日から「出来立てカエルまんじゅう」の販売が期間限定で始まりました。 しっとり食感でお馴染みですが、出来立ては── 「皮がサクサクで、まるでクッキーみたいです」(試食した記者) 焼きたての生地はカッチカッチ。中のこしあんも温かく、通常の商品とは違う食感や、味わいを楽しむことができます。 その出来立てを作ったのが、この春入社した新入社員の皆さんです。

社長「新人みんなでミッションを」

「実は弊社、40年ぶりに新卒採用を行った」(青柳総本家 後藤稔貴 社長) これまでは「即戦力重視」で中途採用を続けていましたが、この春、約40年ぶりに大卒の新卒を採用。“将来の幹部候補生を育成”ということで── 「早いうちにみんなで、なにか1つのミッションをやってほしい。失敗もあると思うが」(後藤社長) なんと今回のデパートの催事は、新入社員がメインで担当することに。 「ちゃんと出来るかという不安が一番だが、頑張ってみようと」(新入社員) 「カエルまんじゅう」の目と口は一つひとつ手作業で、焼き印を押しているんです。

新入社員が手掛ける「出来立てカエルまんじゅう」

この日のために猛特訓してきた新入社員の皆さん。なんと、後藤社長自らレクチャーしたそうです。 焼き印は力が入りすぎると生地を傷めるため、絶妙なチカラ加減が求められます。 「いつもより手が震えたがいけたかなと思う」(新入社員) 「上手だと思う。特訓の成果は抜群にでている」(後藤社長) その後、準備に少し手間取りましたが、なんとか開店の時間ギリギリに商品を並べることができました。 接客が不慣れな新入社員を、後藤社長がフォローする一幕も。 「ずっとバタバタしていて焦るところもある。レジなど他の社員との連携が課題」(新入社員) 「きょうは80点ぐらい。がんばります」(新入社員) 新入社員が手掛ける「出来立てカエルまんじゅう」は、ジェイアール名古屋タカシマヤの地下1階で7月2日まで販売しています。

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