【鹿児島県知事選】樋之口里花氏が立候補表明 原発運転延長や馬毛島基地整備に反対 塩田、米丸両氏に続き3人目

鹿児島県知事選への立候補を表明する樋之口里花氏(中央)=16日、県庁

 市民グループ「市民・野党共闘をすすめるALLかごしまの会」共同代表の樋之口里花氏(52)は16日、鹿児島県庁で記者会見し、7月7日投開票の県知事選に無所属で立候補すると表明した。

 九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転延長と西之表市馬毛島での自衛隊基地整備に反対の姿勢を示し、「命や暮らしが大事にされる鹿児島県をつくりたい」と語った。知事選への立候補表明は3人目。

 樋之口氏は霧島市出身。国分高校、鹿児島大学医療技術短期大学部看護学科卒。国分生協病院、土橋病院で看護師として働いた。2019年から国政選で野党共闘を働きかける同会の共同代表を務める。

 知事選には現職の塩田康一氏(58)、新人で元自民県議の米丸麻希子氏(49)=いずれも無所属=が立候補を表明している。

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