「休業した」とうその申請、コロナ助成金だまし取った疑い 社長ら3人逮捕 総額4900万円不正受給か 福島・南相馬市

新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金700万円あまりをだまし取った疑いで、福島県南相馬市の自動車運送会社の当時社長だった男など3人が逮捕されました。

詐欺の疑いで15日までに逮捕されたのは、南相馬市の自動車運送会社の元代表取締役で埼玉県富士見市の長谷川博一容疑者(58)と、元社員2人のあわせて3人です。

警察によりますと、3人は、新型コロナの感染が広がっていた4年前の2020年6月頃、休業していないにもかかわらず、休業したという嘘の申請をして、新型コロナの影響を受けた企業などに国が休業手当を助成する「雇用調整助成金」700万円あまりをだまし取った疑いが持たれています。

警察は、厚生労働省福島労働局からの告訴を受けて捜査を進め、容疑が固まったとして3人を逮捕しました。

警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。

一方、福島労働局は15日、この会社が不正に受け取っていた助成金が総額で4900万円近くに上ることを明らかにしていて、警察は余罪を含め捜査しています。



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