平和祈念式典…ロシアやイスラエルの招待は「ギリギリまで判断を待ちたい」【長崎市】

長崎市の鈴木市長は今年の平和祈念式典の一般参列の申し込みを5月27日から受け付けると発表しました。

一方、ロシアやベラルーシ、イスラエルの代表を式典に招待するかどうかについて、今月末までに判断する考えを示しました。

鈴木史朗 市長
「国際情勢 日々変動しているので、それを踏まえてギリギリまで判断を待ちたい」

長崎市の鈴木市長は16日の定例記者会見で平和祈念式典の招待国について「5月末まで検討し判断する」としました。

2023年、市はウクライナ情勢をふまえ、ロシアとベラルーシの駐日大使を招待しませんでした。

2024年はパレスチナ・ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルへの対応が注目されています。

広島市は「平和記念式典」にロシアとベラルーシを招待せず、イスラエルは招待すると発表し、一部の市民から疑問の声が上がっています。

鈴木史朗 市長
「基本的に前提としてあるのは、全ての駐日大使を招待の対象とする」「使用されたら、いかに非人道的な破滅的な結末になるのか、しっかりと理解してもらう」

長崎の2024年の式典は新型コロナウイルスの流行前と比べると、6割程度の2400席程度が用意されます。

一般参列用の約1000席は事前の申し込みが必要です。

5月27日から6月28日まで市の電子申請サービスや郵送で受け付ける予定です。

また式典後に行われる総理と被爆者4団体の面会をめぐり、市は被爆体験者団体の参加と発言を求める被爆者団体側の意向を先週、国に伝えたということです。

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