ソニー、ミッドレンジスマートフォン「Xperia 10 VI」を発売。2日間使える長持ちバッテリー搭載

ソニーは、ミッドレンジスマートフォン「Xperia 10 VI」を2024年7月上旬以降に発売する。SIMフリーモデルの予約受付は、2024年6月28日に開始予定する。市場想定価格は税込70,000円前後。

同商品は、2日間使える大容量バッテリーを搭載しながらも、片手でも操作しやすい軽量ボディを実現する。また、高強度なディスプレイを搭載することで、長く愛用できる丈夫さも備える。

連続動画再生時間は、チップセット性能の進化とバッテリー駆動の最適化により、従来機種から約10%向上。さらに、撮影データを手軽に編集し、約1分で動画を作成できる「Video Creator」を新たに搭載している。フロントステレオスピーカーはダイナミックレンジが従来機種より広がっている。

主な特長

電池の持ちの良さと軽量さを兼ね備える丈夫な本体とハンドフィットなデザイン

2日間使える大容量で電池持ちの良いバッテリーを搭載しながらも、約164gの軽量を実現。縦約155mm、横約68mmで片手でも操作しやすいハンドフィットな本体サイズとなっている。背面パネルには、マットで乳白色の半透過樹脂材を採用し、本体カラーが柔らかく透けて軽やかに見えるデザインを施している。

また、IP65/68防水・防塵性能に加え、ディスプレイには耐落下性と耐擦傷性の強いガラス「Corning Gorilla Glass Victus」を採用し、丈夫さを備える。

チップセットは、Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platformを搭載している。チップセット性能の進化とバッテリー駆動の最適化により消費電力を抑えることで、動画連続再生時間は、従来機種から約10%向上している。

撮影した写真や動画データを活用し気軽にショート動画を作成できる「Video Creator」搭載

撮影した写真や動画データを使用し、気軽にショート動画を作成できるアプリケーション「Video Creator」を新たに搭載。使用するファイルを選択し、再生時間を設定するだけで、約1分で動画ができあがるという。

背面の2眼のカメラレンズは、3つの焦点距離(16mm、26mm、52mm)で撮影が楽しめる。光学2倍相当で、画質劣化を気にすることなく、より大きく被写体を撮影可能。また、好きな色味で撮影できる機能「ルック」を搭載する。

ポケットサイズでシアター体験

フロントステレオスピーカーは、従来機種からダイナミックレンジが広がり、より自然な音質バランスと音量を楽しめる。また、約6.1インチ、フルHD+の有機ELディスプレイは、ソニーのブラビアで培った映像技術のノウハウを取り入れたトリルミナスディスプレイ for mobileを搭載し、自宅でも同商品で没入感あるポケットサイズのシアター体験を実現する。

3.5mmのオーディオジャックの搭載とワイヤレス伝送時のコーデック技術「LDAC」にも対応し、有線・無線ともにヘッドホンでハイレゾの高音質が楽しめる。また、ソニー独自のAI技術を用いたDSEE Ultimateにより、ストリーミングサービスなどの音源をハイレゾ相当の高音質で再現する。

環境配慮への取り組み

ソニーグループでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定している。この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定し、2025年度までに新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃を目指しているという。

「Xperia 10 VI」の商品箱と本体トレイには、ソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用し、個装パッケージのプラスチック使用量ゼロを実現している。これまでのプラスチック削減の取り組みに加えて、より環境に配慮した梱包にするために、配送用ダンボールの封に使用していたプラスチックテープを紙製に置き換える。

本体の内外に用いる部品の一部原料には、環境配慮型プラスチックSORPLASを含む、環境対応樹脂(再生樹脂や植物由来樹脂など)を約50%使用する。

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