寒冷渦の影響 山陰各地で強風 交通機関に乱れ

強風に激しい雨、16日の西日本は広い範囲で不安定な天気となりました。
これは日本海の上空に流れ込んだ、冷たい空気の塊・寒冷渦の影響で、山陰各地は交通機関にも乱れが出ました。

16日の島根県松江市。
強い風が木々を揺らし、宍道湖の湖岸に打ち付ける波がしぶきを上げていました。

日本海の上空に冷たい空気の塊・寒冷渦を伴った低気圧が出来たため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となりました。

16日の山陰各地の最大瞬間風速は午後2時までに
隠岐の島町・西郷で26.2メートル
松江で21.4メートル などを観測しました。

この強風のため、JRでは山陰線の一部区間で一部の特急列車や普通列車の運転を取りやめました。

隠岐空港と大阪・伊丹空港を結ぶ空の便も欠航。
また隠岐汽船も全便欠航したほか、内航船が欠航したため隠岐島前高校が臨時休校するなど影響が出ました。

低気圧は発達しながら日本海を北東へ進み、17日は北日本を通過する見込みです。

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