「家族とばらばらが嫌」が理由 公判不出頭の男、起訴内容認める 群馬・前橋地裁太田支部

 公判に出頭しなかったとして、刑事訴訟法違反(公判期日への不出頭)の罪に問われた、住所不定で無職の男(43)の第3回公判が15日までに、前橋地裁太田支部(伊藤愉理子裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、男が実刑判決になった場合、「家族とばらばらになるのが嫌だった」ことを理由に、公判に出頭しなかったと指摘した。

 冒頭陳述によると、窃盗事件の保釈中の被告人として、1月12日の同支部の第2回公判に出廷を命じられていたが、正当な理由なく出頭しなかったとされる。

© 株式会社上毛新聞社