再エネ推進事業に協力 市が区内2事業者に礼状 横浜市青葉区

横浜市役所で行われた礼状の贈呈式

横浜市は4月30日、再エネ推進事業に協力したとして市内27事業者に礼状を贈呈した。青葉区からは再エネ電気に切り替えた事業者として「団地管理組合法人すすき野住宅」が選ばれた他、ハマウィングサポーターの工藤建設(株)が対象だった。

市は2050年までに脱炭素化「ZeroCarbonYokohama」の実現に向け、太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)の利用拡大を進めている。

今回の礼状は、昨年度に市が実施した再エネ推進事業によって再エネ電気に切り替えた事業者10社と、風力発電事業に協賛しているハマウィングサポーター17社に贈呈したもの。

すすき野団地

すすき野住宅は、820戸に約1400人が暮らす集合団地。集会所や街灯、階段などの共用部で使われる年間の電気量は多く、再エネを取り扱う事業所の(株)まち未来製作所(本社・中区)に切り替えた。同社は、連携先の自治体である東北15市町村と茨城県で発電された再エネ電気を使用しており、電気代は東北の地域活性化資金として一部還元される。同団地管理組合の小柴健一さんは「社会貢献にもつながる。団地での再エネ導入は市内初では。二酸化炭素を出さない団地を目指したい」と話す。

工藤建設

神奈川区にある風力発電所「ハマウィング」は全国でも珍しい都市型風車。横浜市の環境・再エネのシンボル的存在でもある同発電所に対し、工藤建設は2022年度からハマウィングサポーター(プライムクラス)として協賛している。

同社は風力発電は化石燃料由来など従来の電力とは異なり、二酸化炭素を排出せず、環境に優しいとした上で「これからも横浜市と共に環境行動を続けてまいります」とコメントしている。

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