日本時間5月18日から21日にかけて、セリエA第37節の10試合が行われる。最大の注目カードはインテル vs ラツィオ。中軸を担う鎌田大地は王者インテル相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか。ボローニャ vs ユヴェントスの上位対決や混戦模様の残留争いにも注目だ。
◉注目カード
■インテル vs ラツィオ
直近のリーグ戦5試合で4勝1分けと好調のラツィオは、王者インテルとのアウェーゲームに挑む。現状で勝ち点「59」で7位につけており、5位以内に与えられるUEFAチャンピオンズリーグ出場権も、わずかながら獲得の可能性がある。そのためにも王者インテルからの勝利は必須。前節の試合ではイゴール・トゥドール監督がルイス・アルベルトの練習態度に不満を示し、メンバー外にするという事態が発生した。今節に向けて彼の処遇がどうなるかがまずは注目ポイントであり、そのルイス・アルベルトに代わるように存在感を放っている鎌田大地がインテルを相手にハイパフォーマンスを見せることにも期待したい。
■トリノ vs ミラン
前節カリアリに5-1と大勝しておよそ1カ月ぶりの勝利を挙げたミランはアウェーでトリノと対戦する。第2節で対戦した際には4-1で快勝しており、2試合連続のゴールラッシュに期待したいところだ。MLSのロサンゼルスFC移籍が正式決定したオリヴィエ・ジルーにとっては、ミランでのプレーは残り2試合。現状でリーグ戦14ゴールを記録しているが、これをどこまで上積みできるか。
■ボローニャ vs ユヴェントス
3位ボローニャと4位ユヴェントスの直接対決も注目カードだ。現在の勝ち点はともに「67」。勝利したほうが3位フィニッシュに大きく近づくため、両者にとって重要な一戦となる。ボローニャのチアゴ・モッタ監督には、来シーズンからのユヴェントス指揮官就任が口頭合意に達したとの噂が急浮上。そんな相手に対し、著しく調子を落としたままのユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は意地を見せたいところ。両指揮官の去就にも影響が出そうな一戦となる。
■その他の見どころ
最下位サレルニターナの降格がすでに決まり、残る降格枠は2チーム。勝ち点「34」で14位のヴェローナから「33」の15位ウディネーゼ、「33」の16位カリアリ、「32」の17位フロジノーネ、「32」の18位エンポリ、「29」の19位サッスオーロまで6チームに降格の可能性がある混戦模様となっている。今節ではサッスオーロ vs カリアリ、ウディネーゼ vs エンポリが直接対決。敗れるとかなり厳しい状況に追い込まれる。サレルニターナとのアウェーゲームに挑むヴェローナも、絶対に勝っておきたい試合を戦うことになる。
◉セリエA 第37節 試合日程
5月18日(土)
3:45 フィオレンティーナ vs ナポリ
5月19日(日)
1:00 レッチェvs アタランタ
3:45 トリノ vs ミラン
19:30 サッスオーロ vs カリアリ
22:00 モンツァ vs フロジノーネ
22:00 ウディネーゼ vs エンポリ
5月20日(月)
1:00 インテル vs ラツィオ
3:45 ローマ vs ジェノア
5月21日(火)
1:30 サレルニターナvs ヴェローナ
3:45 ボローニャ vs ユヴェントス
※時刻はすべて日本時間