ファウルフライを追ってネットに激突…左膝靱帯損傷で長期離脱へ ガッツあふれる西武ドラフト6位ルーキー、無念の離脱

プロ初安打を放つ西武・村田

西武は16日、ドラフト6位ルーキーの村田怜音内野手(22)の出場選手登録を抹消した。球団によると左膝靱帯(じんたい)の損傷が理由。6番一塁で先発出場した15日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)で、7回の守備時に一塁ファウルゾーンへのフライを追い、スタンドのネットに激突。左膝などを痛めて途中交代していた。

三重・皇學館大から入団した村田は196センチ、110キロの大柄な体格を生かした長打力が持ち味で、11日にプロ初昇格。同日の楽天戦で初打席初安打をマークすると、14日の日本ハム戦ではプロ初打点を挙げた。出場4試合で13打数3安打、打率2割3分1厘の数字以上に、迫力のある打撃と気迫あふれるプレーを披露。12球団ワーストのチーム打率2割1分2厘と低迷が続く打線の中でアピールを続けていた。靱帯(じんたい)損傷とあって長期離脱は必至。本人にとってもチームにとっても痛いアクシデントになった。

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