ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地5月15日、敵地オラクル・パークでのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に2番・指名打者で先発出場。4打数2安打で3試合連続マルチヒットの活躍をみせたが、チームは1対4で敗れている。大谷は最終回の第5打席、ジャイアンツ守護神カミロ・ドバルの渾身の101マイル(約162.5キロの)速球を痛打。見事にレフト前へヒットを放ち、ファンを沸かせている。
敗色濃厚となった最終回の2死一塁の場面。この日、5回目の打席に入った大谷は、相手クローザーのドバルにカウント2-2と追い込まれるが、抜群の制球でアウトコース低めに投じられた162キロ超の速球を鮮やかな流し打ち。レフトへのクリーンヒットでチャンスを広げてみせた。
この一打に専門メディア『Dodger Insider』も反応。公式Xで「大谷は時速101マイルの速球をレフトに打ち返し、試合を盛り上げた。今季、彼が時速100マイル以上の球に対して打った初のヒットだ」と綴った。
ハイレベルな痛打にSNS上でも「まるでイチローのように101マイルを反対方向へ叩いた!」「本当にバカげている!2ストライクから101マイルを…なんてこった!」「美しいヒット」「101マイルを打ち返すのは流石」「もうイチローやん すごい!」「大谷イチローでしたね」「抑えの切り札の101マイルの外角低めを…お見事」などと日米のファンは絶賛の嵐だ。
大谷はこれで打率を.364に上げ、首位打者の座を堅持。依然としてハイアベレージをキープし、打者としての進化ぶりを見せつけている。
構成●THE DIGEST編集部