渡邊雄太「バスケがしたくてウズウズ」 パリ五輪で盟友との激突熱望「デュラントと対戦したい」

バスケ日本代表新ユニホームデザイン発表会に出席した渡邊雄太【写真:編集部】

日本代表の新ユニホームデザイン発表会に登壇

バスケットボール日本代表は16日、都内で新ユニホームデザインおよび「日本一丸」プロモーション発表会を行った。男子は渡邊雄太と馬場雄大が、女子は馬瓜エブリンと宮崎早織が登壇。真新しいユニホーム姿を披露した。パリ五輪を7月末に控え、渡邊は「バスケがしたくてウズウズしている」と心境を明かした。

真新しい赤のユニホームをまとった渡邊が、穏やかな表情で熱い思いを口にした。昨夏のワールドカップ(W杯)では48年ぶりに自力での五輪切符獲得に貢献。その時以来となる代表ユニホームに袖を通すと、「W杯でようやくあれだけ日本のバスケットを盛り上げられた。パリでの結果でまた変わってくると思う」と再び日本を熱狂させたいと意気込んだ。

NBA6季目の今季は苦闘の年だった。2年契約を結んだサンズで開幕。ネッツ時代に同僚だったスター、ケビン・デュラントとの共闘が期待されたが、出場機会を増やせなかった。2月にはトレードでグリズリーズに移籍。3月に負傷離脱して以降は22試合連続で欠場したままシーズンを終えた。4月20日にはインスタグラムで生配信を行い、「メンタル的なこと」もあり休養していたことを明かした。

同配信では来季日本のBリーグでプレーすることも明かした渡邊。これからパリ五輪に向けた強化試合などが始まるが、「NBAではなかなかプレータイムがもらえなかったので、単純にバスケがしたくてウズウズしている。ようやくバスケができるんだ、という気持ち」と正直な思いを明かした。試合から遠ざかっていた鬱憤を五輪でぶつける気概だ。

パリ五輪のグループフェーズでは、開催国のフランス、昨夏のW杯を制したドイツと同じグループB。同組残り1枠には、現地7月2日から4都市で同時開催される最終予選のラトビア会場を制したチームが入る。格上ばかりの厳しい戦いが予想されるが、日本代表の目標は史上初のベスト8だ。

対戦したい選手やチームを問われた渡邊は「予選で決まっているドイツとフランスはNBA選手もたくさんいるので、みんな楽しみにしていると思う。突破して米国と対戦することができたら、2年間同じチームでやらせてもらったKD(デュラント)と対戦できたら嬉しい」とコメント。2チームで共闘した盟友との激突を熱望した。

THE ANSWER編集部

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