【MLB】大谷翔平、微妙な判定で2三振も……指揮官は擁護「自分のアプローチを貫いて」 3戦連続マルチ安打には「ファンタスティック」

ドジャース大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地でのジャイアンツ戦に「2番DH」で先発出場。4打数2安打で3戦連続マルチ安打をマークしたが、球審の微妙な判定に不満を見せるシーンが連発した。チームは1-4で敗れ、連勝は2で止まった。米複数メディアが試合の様子を報じている。

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■首を振り、右手を出して“抗議”

3回の第2打席。大谷は1ボール2ストライクからの4球目、相手先発ローガン・ウェブ投手が投じた低めスイーパーを自信満々で見逃したが、球審のコールはストライク。まさかの判定で見逃し三振に倒れると、首を横に振って不満をあらわにした。

さらに7回2死一塁の第4打席。相手3番手エリック・ミラー投手との対戦では1ボール2ストライクからの4球目、外角球を見送ったが球審はまたしてもストライクの判定。「ノー!」と言わんばかりに右手を出して、球審に抗議するような素振りを見せた。

微妙な判定に泣かされ、2つの見逃し三振を喫した大谷について、デーブ・ロバーツ監督は試合後、「あれで良かった」とコメント。その理由として「(見逃したボールは)ストライクにもボールにも転ぶ可能性があった。ボーダーラインの判定で不利になることもあるが、打席の質はファンタスティックだったと思う。ショウヘイには自分のアプローチを貫いてほしい。(判定には泣かされたが)今夜も複数安打だったし、四球も選んだ」とし、ストライクゾーンの見極めに問題がないことを強調した。

■“無実”のブーン監督を退場させた球審

判定に対して不服そうな表情を浮かべることについても「それは構わない」と擁護したという。

大谷はこの日、第1打席は四球を選んで出塁。第3打席で中前打を放つと、第5打席では豪腕カミロ・ドバル投手のカットボールをうまく左前に運び、3戦連続でマルチ安打を達成した。

この日の球審はハンター・ウェンデルステッド氏。先日のヤンキース・アスレチックス戦では、観客のヤジをヤンキースベンチから飛んだヤジと勘違いし、何も発言していないアーロン・ブーン監督を退場させたその人。大谷にとっては、さっさと気持ちを切り替えるのが得策と言えそうだ。

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