小湊鉄道利用 「年に数回」6割超

小湊鉄道利用 「年に数回」6割超

 千葉県市原市が小湊鉄道の利用状況を沿線住民に調査した結果、小湊鉄道の利用は「年に数回」との回答が6割を超えたことがわかりました。

 市原市と大多喜町をつなぐローカル鉄道「小湊鉄道」は2023年4月、上総牛久―上総中野駅間の路線を維持していくには多額の費用が見込まれるとして財政支援の検討を市原市に要請しました。

 これを受け、市原市は専門家らによる会議を設置し、2023年11月、小湊鉄道沿線の2760世帯にアンケート調査を行いました。

 市によりますと調査の結果、小湊鉄道の利用は「年に数回」との回答が6割余りに上り、「週1回以上」は約1割に留まっています。

 一方、小湊鉄道の必要性については、「必要」、もしくは「今後は必要と思う」と回答した人が合わせて7割に上り、路線を維持するための行政の負担は「負担を増やすべき」と「負担を現状並みとすべき」が合わせて6割近くに上りました。

 調査結果などを踏まえ、専門家らの会議では今後、運行と施設管理を分ける上下分離方式など、仮に支援した場合、どのようなあり方があるのか検討していくということです。

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