中国版「ゴールデンラズベリー賞」受賞のジョー・チェン、SNSで前向きな投稿が話題

中国版「ゴールデンラズベリー賞」と呼ばれる“金のほうき賞”「金掃箒奨(Golden broom Award)」で、「最も失望させた女優」に選ばれた台湾の女優ジョー・チェン(陳喬恩)が、中国のSNS・微博(ウェイボー)に前向きなコメントを投稿した。

今年で15回目を迎えた「金掃箒奨」は、中国の映画情報誌「青年電影手册」をはじめ、映画に関わるメディア18社が主催するもの。一般からの投票結果をもとに映画評論家など業界関係者が選考を行い、過去1年に公開された映画の中から、最も失望させた作品や監督、出演者を選ぶものとなる。

このほど、最新の「金掃箒奨」の結果が発表され、「最も失望させた映画」にはワン・ズーミン(王子鳴)監督の「可不可以不要離開我」、ソン・ヤン(宋陽)監督の「超能一家人」、グオ・ダーレイ(郭大雷)監督の「倍兒喜歓你」が選ばれた。また、「最も失望させた女優」には「可不可以不要離開我」からジョー・チェン、「最も失望させた俳優」には「超能一家人」からアイ・ルン(艾倫)が選ばれた。

この結果を受けてジョー・チェンはウェイボーに、自分の顔写真に鼻血と金のほうきを加えた加工写真を投稿。さらに、「仕事で授賞式に行けなくてごめんなさい。1人の役者としてあらゆるご意見や判断を受け入れ、これからも大好きな仕事に取り組んでまいります。次回は受賞せずに済みますように」とユーモアたっぷりのメッセージを添えた。

「青年電影手册」を運営する映画プロデューサーのチョン・チンソン(程青松)はジョー・チェンの投稿に対し、「了解です!金掃箒奨で初めて、受賞女優が勇気と責任を持って前向きに答えてくれました。今後よりよい作品を生み出すことに期待します」とウェイボーに投稿。一般のユーザーからも、ジョー・チェンのポジティブかつ勇気ある投稿を称賛する声が多く上がっている。(Mathilda)

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