安達祐実、高3の娘と恋バナで盛り上がるも「ママの環境が特殊すぎて何の参考にもならない」

安達祐実さんが高校生の娘と小学生の息子のかわいさを語りました。

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俳優としての存在感はもちろん、凛とした芯の強さとかわいらしさをあわせ持ち、幅広い層の憧れを集める安達さんの魅力にインタビューで迫ります。「いま好きなもの」を3つ挙げてもらい、その理由を深掘りしました。

<安達祐実 インタビュー>

――安達さんが、「いま好きなもの」を3つ教えてください。

子ども、植物、ドキュメンタリー番組を見ること、の3つです。好きな理由については、子どもに対してはかわいいのはもちろんなので特に理由はないです(笑)。高校生の娘と小学生の息子がいますが、できなかったことができるようになっていき、そのうち自分でいろいろなことを考えるようになっていていくんだろうなという、人間として成り立っていく過程を見ているのが面白いです。どんなふうに育っていくのか楽しみでもあり、ものすごく心配でもあり。成長していく姿を応援できるのはいいですね。

――娘さんと一緒にお菓子を作っている様子をInstagramに投稿して話題になりました。

バレンタインが近かったので、「一緒に作って欲しい」と言われて。「別にママは渡したい人もいないし、ちょっとめんどくさいなぁ」と言ったら、「そんなこと言わないで、一緒に作ってよ~!」って(笑)。でも、やってみたら意外に楽しかったです。

――2つ目の「植物」については?

若い頃は植物なら何でも枯らしてしまっていたんですが、年齢を経てきちんと育てられるようになってきました。今日の葉っぱの様子はどうだとか、新しい芽が出てきたとか、そういうことにすごく喜びを感じるようになりました。「私も歳を取ったということなのかなぁ」なんて思いながら、そういう日々を愛おしく感じています。

――たくさんの観葉植物を育てているのでしょうか?

天井から吊るしているのが3つぐらいで、あとは大きめの鉢植えがあるくらいです。繊細な葉だと心配になるので、葉が大きく猛々しい南国の植物みたいなのが好きなんですけれど、そこまで大きいのは置くスペースがなくて。まあ、いまぐらいの数と大きさがちょうどいいかなと思っています。これ以上大きくなると困りますね(笑)。

――3つ目の「ドキュメンタリー番組を見る」は?

最近は世界の歴史的な出来事を扱った番組や、連続殺人事件を題材にしたドキュメンタリー番組をよく見ます。どうしたって犯人の心情は理解できないじゃないですか。でも俳優としては理解できない感情があるのが嫌なので、完全には理解できなくても「1粒でも」どういう気持ち、思考なのかというのを知りたくて。

結局そういう番組を見ていて思うのは、私たちの誰もが持っている「寂しい」とか「愛されたい」という気持ちが発端で、それがちょっと違う方向にエスカレートしていくことが多いのかなということ。もし演じるとしたら、何かしらの自分の中にある感情を膨らませていく作業になるんだろうなと、想像しながら見ています。

「娘の恋バナを聞いていると、本当に微笑ましい」

――普段の生活で「これだけは譲れない」というルールはありますか?

子育てをしていると、朝から晩まで仕事以外の時間はそこに使うということがほとんどになりますよね。でも、それでいっぱいいっぱいになってしまうのは自分には向いていないので、1人でどこかに出かける時間を作るのは難しいですが、朝起きてご飯を作って子どもたちを送り出して、仕事までちょっと時間があったらそこで本を読むとか、二度寝をしてみるとか。子どもたちが寝静まった後に、映画とかドキュメンタリーを見る、そういう時間を大事にしています。

――娘さんはこの春から高3になりましたが、会話の内容も変わってきましたか?

ほとんど大人みたいな感じで話していますけれど、思春期でもあるし、まだまだ子どもの部分があります。こちらが調子に乗って大人と同じような感覚で話していると、ちょっと機嫌をそこねそうかな?みたいなときがあるので、気をつけながら話すようにしています(笑)。

――“恋バナ”もされるのでしょうか?

高校に入ってからやっぱり恋愛に興味もあるし、具体的でなくても“恋愛観”みたいなことも話しますね。娘は「毎日1時間はママと話さないと気が済まない!」という、相談に乗ってほしいタイプで、たまに「早く寝ないかな」と思うときもありますけれど、ちゃんと話を聞いています(笑)。かわいいし、すごく娘から好かれていると感じられてありがたいです。

――「自分と似ているな」と思うところはありますか?

それが、性格が全然違うんですよね。私はテンションがほとんど変わらず一定なんですが、娘はどちらかというとすごくハッピーな感じでテンションが高い。ずっとしゃべり続けているのに、恋愛においてはすごく奥手なところが面白い。

今の子たちって、ちょっとしたことで「蛙化現象」(※好きな相手の嫌な面を見たり、相手が自分に好意を持つと途端に嫌悪感を抱いたりする現象)を起こすから、本当に理解ができなくて。違う星の人ぐらいに思えますね。娘の恋バナを聞いていると、本当に微笑ましくて、「どんどんデートに誘えばいいのに」って聞きながら思っているけれど、延々とウジウジしていて、すごくかわいいです(笑)。

――恋愛相談もされるんですね。

私は生きてきた環境がちょっと特殊なので、娘からは「ママの環境が特殊すぎて何の参考にもならない」っていつも言われています(笑)。息子は7歳で男の子なので、まだまだ甘ったれですね。ちょっと女の子に優しくされたりすると「あの子、ぼくのこと好きなのかな?」と調子に乗ってしまうので、かわいいです(笑)。

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