バイエルン・トゥヘル監督は一転続投か 「候補者全滅で合意目指す」と英紙

トーマス・トゥヘル監督(ロイター)

今季限りで退任となっているドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督が、一転して残留する可能性が浮上した。

トゥヘル監督の退任は成績不振を理由に2月に発表されたが、英紙「ガーディアン」によると、Bミュンヘンはトゥヘル監督の後任探しが難航していることを受け、続投で合意しようとしているという。

後任候補には断られっぱなしだった。ドイツ1部リーグ無敗で優勝を決めたレーバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督には、残留を理由にされた。前指揮官のドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督の復帰や、オーストリア代表のラルフ・ラングニックの起用も失敗した。MF三笘薫が所属するイングランド・プレミアリーグのブライトンを指揮するロベルト・デ・ゼルビ監督の引き抜きもうまくいっていない。

そこでトゥヘル監督の続投を検討しているというわけ。同紙によると、同監督の代理人であるオラフ・マインキング氏は15日に、Bミュンヘン幹部とのミーティングを持ったという。

ファンからは、もう一度チャンスを与えるべきだという声が上がっており、イレブンからもトゥヘル監督は支持されているとのこと。スペイン1部バルセロナのシャビ監督も退任表明から続投となったが、トゥヘル監督は来季もドイツ名門の指揮を執るのか。

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