馬とのふれあい通して健康回復「ホースセラピー」とは 心療病院の隣に牧場

馬とのふれあいを通して心や身体の健康を回復させようと久留米市の心療病院が牧場を作りました。ホースセラピーという全国でも珍しい試みです。

馬にえさやりやブラッシング ホースセラピーとは

久留米市藤山町に16日オープンした「のぞえ牧場ギャロップ」は敷地面積約4800平方メートル、クラブハウスや馬小屋、乗馬の練習場などがあり、6頭の馬が飼育されています。

西尾健佑記者「牧場の隣には心療病院があり、この病院を運営する医療法人が今回牧場を作りました」

医療法人コミュノテ風と虹が運営するこの牧場は近くにあるのぞえ総合心療病院の患者が中心となって働く就労支援事業所となっています。患者たちはスタッフと一緒に、えさやりやブラッシングなど馬の世話をします。

スタッフ「馬は可愛いですし癒やされます」

馬とのふれあいを通して、心や身体の健康を回復させる取り組みを、ホースセラピーといい、うつ病や不安神経症などの症状改善が期待されています。

堀川公平理事長「心の傷を抱えている人たちが馬とふれあうことで、治療的な効果を得ていく。動物を介することで少しづつ心を開いてくる」

西尾健佑記者「こちらの牧場は人懐っこい馬が多いということで、触ってみますとふわふわして癒やされます」

また、この施設は今後一般の人の利用も計画していて、18日は、無料で馬とふれあうことができます。

堀川(ほりかわ)理事長は、「今後、地域の人にとっても癒やしの場になるようにしたい」と話しています。

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