中国・ラオス鉄道、生鮮貨物の1日平均輸出入量が1500トン突破

中国・ラオス鉄道の生鮮貨物の1日平均輸出入量が1500トンを突破した。

中国・ラオス鉄道は中国と東南アジアの果物・野菜市場を結ぶ重要な輸送ルートです。中国鉄道昆明局集団によりますと、今年に入り、中国・ラオス鉄道による生鮮貨物の輸出入輸送量は前年同期比3倍以上の6万4000トンに達し、うち輸入果物は5万8000トンだったということです。

雲南省昆明鉄道コンテナセンター駅の構内は14日未明、混雑していました。東南アジアの果物を満載した中国・ラオス鉄道の「瀾湄(瀾滄江―メコン川)エクスプレス」の貨物列車がゆっくりとホームに入ってきました。列車が停車した後、積み下ろし装置が新鮮な果物を詰めた冷蔵ボックスを近くの車両にしっかりと吊り上げ、その後消費者市場に出荷しました。

中国鉄道昆明局昆明東駅発送センターの胡経坤主任によりますと、果物を載せた貨物列車は90分以内にコンテナセンターの構内に入って荷を下ろし、その後90分以内に空いた冷蔵コンテナを列車に入れ替え、引き取りと運送、移動、積み下ろし作業がシームレスな接続を実現しています。ドリアンやマンゴスチンなどの腐敗しやすい果物の物流ニーズを満たすために、鉄道部門は1000個以上の冷蔵コンテナを調達し、輸送力を優先的に調整し、中国・ラオス鉄道が特別に運営する国際貨物列車「瀾湄エクスプレス」を利用して、中国昆明からラオスのビエンチャンまで全行程はわずか26時間しかかかりません。

データによりますと、東南アジアの果物が5月に大量に出荷された後、雲南省磨憨鉄道口岸(通関点)では輸出入の果物と野菜の輸送量もピークを迎え、1日平均の輸送量は1500トン以上を維持しています。また、今年1~4月の期間、中国・ラオス鉄道の輸送貨物量は累計で前年同期比14.9%増の655万トンで、うち越境貨物は前年同期比24.1%増の180万トンを突破しました。中国・ラオス鉄道の越境貨物の品目も、開通初期のゴム、化学肥料、各種商品など10種類余りから、電子、太陽光発電、通信、自動車など2900品目に拡大したということです。(提供/CRI)

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