新潟市に国内最大規模の『子ども食堂』誕生 多世代が集う新たな居場所に【新潟・東区】

地球の子供食堂と宿題Cafeひがしく店

子どもたちや地域の住民に、手ごろな値段で食事と居場所を提供する『子ども食堂』の取り組みが全国で広がっています。

17日、新潟市東区に国内最大規模の『こども食堂』がオープンします。
16日、内部が公開されました。新潟市東区役所の3階にオープンするのは「地球の子供食堂と宿題Cafeひがしく店」です。常設型のこども食堂で、水曜を除く毎日午後4時~8時まで営業。中学3年生までは無料、高校生は300円、保護者500円でご飯を食べることができます。

■相原亮記者
「ここで調理されたご飯を、こちらの広いスペースで自由に食べることができます。今のところ、一日50食を用意するということです。」

特徴は、その広さ。敷地は約280坪に及びます。食事以外にも宿題やゲームなどをして過ごせるほか、テナントとして、eスポーツの施設やプログラミング教室、コワーキングスペースを併設していて、一般の人も利用できます。

東区役所の3階は空きスペースが多く、去年8月に活用案を募集。手を挙げたのが、市内の建設会社「水倉組」と、中央区古町でこども食堂を運営するNPO法人「Lily&Marry’s」でした。テナントを併設したのは、運営費をまかなうためですが、様々な世代が集う場所にしたいとの願いもあります。こども食堂には貧困対策だけでなく、もう一つの目的があります。

■Lily&Marry’s 山田彩乃理事長
「第3の居場所として、子どもたちが好きなように。好き勝手過ごせるような場所になるというのが特徴的な場所かなと思います。勉強しなさいと言われることもないし、友達と遊びなさいと言われることのない、自由な空間にしていきたいと思っている。」

クラウドファンディングでも運営資金を募っていて、幅広い支援を呼びかけています。

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