「軽トラ」"ボコボコ"にした凶暴ヒグマと "仁王立ちクマ" は同一個体か? 北海道根室市で出没相次ぐ子連れのクマの特徴が酷似…学校近くにも出没「だんだんと近づいている…嫌な感じ」住民震撼

北海道根室市落石地区でヒグマの目撃が相次いでいます。4月28日に林道で軽トラックを襲ったクマと同じ個体の可能性があり、地元や警察が警戒を強めています。

道路わきで目撃されたクマ(撮影:視聴者 5月15日)

「こっち見てる。やばいね」(目撃者)道路脇にいる2頭のクマ。トラックが近くを通ると、1頭は立ち上がりました。これは5月15日午前8時25分ごろ、北海道根室市落石東の道道脇で撮影された映像です。

清掃活動中に現れた"仁王立ち"するクマ(撮影:視聴者 5月12日)

クマは車から約20メートル先にいて、左が親グマ、右が子グマとみられます。根室市によりますと、この地域では5月16日にも4件、クマの目撃情報があり同じ個体とみられます。

軽トラを"ボコボコ"にしたクマ (提供:道警 4月28日)

近くに「おちいし義務教育学校」があり、学校は爆竹を鳴らしてクマが学校に近づかないようにしています。動画を撮影した「おちいし義務教育学校」の松本秀雅教頭は「だんだんと住宅街に近づいている。嫌な感じ」と心配しています。

頭の特徴が酷似…同一個体の可能性が

根室市によりますと、目撃されたクマは頭の上の方が白く、4月28日に林道で軽トラを"ボコボコ"襲撃したクマや、5月12日に清掃活動中に"仁王立ち"しているのが目撃されたクマと似ていて、同じ個体の可能性があるということです。地元自治体や警察では警戒を強めています。

© 北海道文化放送株式会社