漁獲量は減少傾向 貴重な世界最大のカニ「タカアシガニ」 児童・生徒が放流(静岡・沼津市)

静岡・沼津市で16日地元の児童・生徒たちが世界最大のカニ「タカアシガニ」を海に放流しました。

この活動は、深海に棲息し、沼津市戸田の特産品でもある「タカアシガニ」の生態解明や資源保護を目的に、毎年行われているものです。

参加したのは、戸田小中一貫学校の児童・生徒22人で、用意されたタカアシガニ48匹に、生態調査用のタグを取り付けたり、大きさと重さを測った後、戸田沖1.5キロの海域で放流しました。

(参加者)

「めっちゃ重いしすごい怖いです。めっちゃ尖ってて」

「最近減ってるらしいので、増えて欲しいなって思います」

地元商工会の関係者は、「最近は、インバウンドを中心にタカアシガニを求める観光客が増える一方で、漁獲量は減ってきている。地元の貴重な特産品として守っていきたい」と話していました。

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