高校野球 夏のシード権をかけた争い 秋田工対大館鳳鳴の結果は

高校野球・春の秋田県大会は、16日から3回戦が行われ、ベスト8入り、夏のシード権をかけた争いが始まりました。1回戦から勝ち上がってきた秋田工業と、初戦で金足農業に勝利した大館鳳鳴の試合は、エースの調子が勝敗を分けました。

先週の初戦で、第1シード・金足農業に逆転勝ちをおさめ、「自信をつけた」という大館鳳鳴。

先発のマウンドにはエースの坂本が上がりました。

初回、ヒットと送りバントで坂本はいきなりランナーを2塁に背負います。

秋田工業3番・菅原莞太にレフト前に運ばれますが、守備に助けられ、ピンチを切り抜けました。

それでも立ち上がりの悪さが焦りにつながってしまったという坂本は、続く2回表。

簡単に2アウトをとったあと、フォアボールでランナーを出すと、秋田工業8番・宮崎のあたりは風にものり、レフトオーバーのタイムリーツーベースに。

大館鳳鳴、先制を許します。

5回にもワイルドピッチで1点を失った坂本は7回表、内野安打とデッドボールのランナーをバントで送られ、またしてもピンチを迎えます。

ここで秋田工業1番の佐藤良太に前進守備の間を抜かれ、さらに2点を奪われました。

その後も連打を許し、7回だけで4失点。

マウンドを降りたエース坂本は、この悔しさを夏の成長につなげると誓いました。

大館鳳鳴・坂本耀投手

「夏は今回の試合で見つかった課題とかを1個1個つぶしていって、完璧にはなるか分からないですけど、それでも後悔のないような1日1日を送っていけたらと思います」

一方、秋田工業のエース・檜森は8回途中まで投げて2失点。

エースとしての役目を果たし、秋田工業はベスト8一番乗り。

夏のシード権を獲得しています。

秋田工・檜森康佑投手

「守備から流れを作りたかったので、一球一球大事に粘っていきました。一戦必勝で守って勝っていきたいと思います」

16日のもう1試合は、秋田修英が中盤以降小刻みに得点し、大曲農業を8-1で破りました。

秋田修英もベスト8進出です。

17日以降も、決勝まで試合はすべてさきがけ八橋球場で行われます。

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