「愛犬とともに少しでも社会に貢献できる活動ができたらという思い」高知県警本部で嘱託書交付 捜索活動などに期待“嘱託警察犬”

行方不明者の捜索などで活躍する「嘱託警察犬」。2024年は7頭が合格し、高知県警本部で嘱託書が交付されました。

「嘱託警察犬」とは犯罪捜査や行方不明者の捜索などに協力する一般の訓練犬のことで、2024年は4月に県警が行った審査会に7頭が合格しました。16日は嘱託式が行われ、県警の高清水善弘本部長が、指導、訓練をしてきた飼い主に嘱託書を手渡しました。

県内では2023年、嘱託警察犬の出動が16回ありこのうち15回は行方不明者の捜索だったということです。高齢化が進み、お年寄りが行方不明になることが少なくない中、捜索活動には、嘱託警察犬の匂いを判別する能力が期待されます。

(嘱託犬指導手 野村静江さん)
「実際に犬の能力のすばらしさとか、優秀さを知ることによって、私自身も愛犬とともに少しでも社会に貢献できる活動ができたらという思いで、嘱託試験にのぞみました。責任をもって訓練して、少しでもお役に立てるようにしないといけないという新たに決意ができました」

7頭の嘱託期間は5月23日からの2年間となっています。

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