シェール、【ロックの殿堂】に対する批判を撤回するも殿堂入りの際に「言いたいことがある」と“警告”

昨年12月、今年の【ロックの殿堂】入り候補アーティストが発表される前、シェールは、70年以上にわたって数々のNo.1ヒットを記録してきたにもかかわらず、彼女を殿堂入りに値しないと判断していた米クリーブランドにある【ロックの殿堂】に対して、厳しい言葉を投げかけていた。

控えめに言うと、77歳のシェールは、たとえ【ロックの殿堂】が「100万ドル(約1.5億円)をくれたとしても……私は決して考えを変えません。彼らは自分たちで好きにすればいいです」と全く興味がないことをケリー・クラークソンに話した。

しかし、メアリー・J. ブライジ、オジー・オズボーン、フォリナー、ア・トライブ・コールド・クエスト、クール&ザ・ギャング、デイヴ・マシューズ・バンド、ピーター・フランプトンらと共に、10月19日に米クリーブランドで開催される式典で殿堂入りを控える今、彼女は心変わりしたようだ。

米エンターテイメント・トゥナイトによると、彼女のためにきらびやかな衣装を長年にわたって作ってきたファッションデザイナーをテーマしたドキュメンタリー映画『Bob Mackie: Naked Illusion』のプレミア上映のため、米ロサンゼルスのペイリー・センターでレッドカーペットを歩いていた際に、シェールは殿堂入りが決まったことに感謝していると述べた。

彼女は、長年の友人で元恋人である音楽エグセクティブのデヴィッド・ゲフィンと、ロックの殿堂財団の会長ジョン・サイクスに感謝の意を表すとともに、その素晴らしい夜に大人しくするつもりはないと彼女独特のやり方で“警告”した。

「言いたいことがあります。私は自分らしく(殿堂入りを)果たすつもりです」とシェールは約束した。

シェールの最初のNo.1ヒットは故ソニー・ボノと1965年にリリースした「I Got You Babe」で、彼女は1991年から殿堂入りの資格があった。

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