県医師会 定例会見 熱中症 今が要注意

県医師会は16日記者会見を開き、本格的な暑さの訪れを前に熱中症への対策を広く呼びかけました。

会見で安東範明会長は、大型連休中の1週間で、全国では2023年の同じ時期より180人多い664人が、熱中症で救急搬送されたと紹介しました。

その上で、暑さに体が慣れていない状況だと汗に含まれる塩分が多く、体温が上昇しやすいなど、熱中症になりやすいとして、適度な運動などで汗をかき、熱を逃がしやすい状態に整えて暑さに慣れることが大切だと述べました。

また、高齢者が屋内で熱中症になるケースも多いとして、エアコンの適切な利用や水分補給などの重要性も示しました。

このほか、屋外にいる人が暑さから逃れるための施設=クーリングシェルターについては、県内各自治体ですみやかな指定や設置を行い、住民への丁寧な周知が望まれるとしました。

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