こどもと動物、交流の場を 学生らが忠生拠点に企画 町田市

「ふらっとフラット」を開いた学生たち

子どもたちと動物が交流できる場所づくりを学生らが忠生を拠点に進めている。犬や猫の保護活動を行うNPO法人フレンズ・オヴ・アニマルズに参加する町田市近隣の大学に通う学生らが立ち上げた集いの場「ふらっとフラット」だ。2023年秋にオープンして以来、学生たちが同NPOの活動場となっている犬や猫のいる拠点で手芸やプラネタリウムのイベントなどを開催。子どもたちの「あそび場」となっている。

ふらっとフラットが立ち上がる以前、この場所は不登校の子どもたちが動物の世話をする「居場所」になっていたという。コロナ禍となり、子どもたちが集まる機会が無くなったなか、ふらっとフラットメンバーにはそんな居場所の復活を目指したい考えがあるという。その一人、三枝優季さんは「小学生から高校生まで、より多くの子どもたちに立ち寄ってもらえればと思う」と微笑む。

動物好きに

一方で、ふらっとフラットメンバーが催しを開く背景には、子どもたちに犬や猫との交流を通じて、動物を好きになってもらいたいという思いがあるという。NPOで保護活動を行うなか、「みんなが動物好きになれば、捨てられる犬や猫はいなくなる」ということを再確認。イベントでは子どもたちと動物が交流できる時間を取り、「動物と触れ合っていると癒されるということを子どもたちに感じてもらえるようにしています」と話す。

イベントは不定期で開催。「催しが無くても遊びに来てくれれば。動物たちに会いに来てもらいたい」。詳細は同NPOのHPなどで。

「拠点」でくつろぐ猫

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