『無洗米』はなぜ洗う必要がないの?洗った場合どんな状態になる?

『無洗米』はなぜ洗う必要がないの?

無洗米、本当習わなくて大丈夫?と疑問を持っている人は、一定数います。無洗米は、表面が研磨されてぬかが落ちているので、洗う必要がありません。でも洗わずに使うことに対して抵抗を持っている場合、洗って使うことはできるのか知りたいものです。

そこでチェックしたいのが、無洗米を洗うとどうなるかという点です。

無洗米を洗うとどうなるの?

無洗米を洗うとどうなるのか、まとめました。

必要な栄養などが流れてしまう

洗って食べる普段のお米には、ぬかがついています。ぬかがつきっぱなしのお米は、独特のニオイが取れていないので、口に入れたときもわっとしたニオイがしがちです。そのため、事前に洗います。

無洗米の場合は、流さなければならないほどのぬかがついていません。汚れを落とすためと、何度も水を交換したりお米を研いでしまうと、お米が本来持っている旨味やビタミンが流れ出てしまいます。

洗うと白くなる…その正体はでんぷん!

無洗米を試しに洗ってみると、水が白っぽく濁ります。これを見て、やっぱり汚れが付着していて、洗わなければならなかったのかを思い込むのはよくありません。

無洗米を洗って水が白っぽくなるのは、汚れが流れ出ているのではなく、お米のでんぷんが流れ出ているためです。お米がでんぷんを失ってしまうと仕上がりが悪くなるので、必然的においしさが半減したお米が炊き上がってしまいます。

無洗米の美味しい炊き方

無洗米の美味しい炊き方は、以下の通りです。

  • 無洗米はぬかがないので、計量カップで計った場合、水は5~10%多めに入れる
  • 無洗米を重さで計量する場合は、1合150gで計算
  • 1合当たりの水の量は、225cc用意する
  • 浸水時間は、おおよそ35分以上…冬場は1時間ほど水に浸ける
  • 通常通りに炊飯し、炊飯後はしっかりとお米全体をほぐして蒸らす

先ほども紹介した通り、無洗米は本来お米がついているはずのぬかがない状態で、そのため、劣化しやすくなっています。開封後はできるだけ早く消費できるよう考慮しつつ、保存しましょう。

夏場であれば2~3週間前後、冬場は1か月ほど猶予があります。美味しく食べきれる期間に消費できる量を購入し、きっちりと無洗米を食べきってくださいね。

まとめ

無洗米は、本当の研がなくても大丈夫なのか不安を感じる人が少なくありません。無洗米を研いでしまうと、失わなくていい栄養素や馬無が出て行ってしまうため、洗うのはNG!無洗米を美味しき炊くコツを知り、美味しく食べられる期間に消費してしてしまいましょう。

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