飲食店経営のディライト(群馬・高崎市)が破産 

 飲食店経営のディライト(群馬県高崎市)が前橋地裁高崎支部から破産開始決定を受けたことが分かった。7日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は調査中。

 ディライトは2010年11月設立。同市内を中心にダイニングバーなど飲食店を複数店展開していた。ピーク時には5店舗を出店。各店とも人気があり、19年8月期の売上高は約1億5000万円を計上していた。

 コロナ禍の行動制限、営業時間短縮などの影響を大きく受け、21年8月期の売上高は約7000万円に落ち込んでいた。その後、コロナ禍の影響が薄れて売り上げはやや回復し、新型コロナウイルス感染症特別貸付の導入で経営再建を図ったが、資金繰りは限界に達し、事業継続を断念。24年4月に別会社へ事業を譲渡し、事業を停止していた。譲渡した店舗は別会社が営業を続けている。

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