「バスケがしたくてうずうずしている」男子日本代表の渡邊雄太、出場時間短かったNBA時代のうっぷん晴らす 新ユニホーム会見

新ユニホームの発表会に出席した渡辺雄太

バスケットボール5人制男子日本代表の渡邊雄太が16日、東京都内で開かれた日本代表新ユニホーム発表会に出席し「緊張感がある。試合が近いんだなと感じます」と7月下旬の開幕が迫るパリ五輪に向けて気を引き締めた。

発表会内の会見では、2月に移籍した米プロバスケットボールNBAのグリズリーズで出場機会が少なかったことを踏まえ「なかなかプレータイム(出場時間)をもらえなかったので、単純にバスケがしたくてうずうずしている」と実戦への渇望をあらわにした。その上で「ドイツには前回のワールドカップ(W杯)で負けているし、フランスにも(W杯前の)練習試合で負けている。リベンジできると楽しみにしている」とパリ五輪の1次リーグで戦う欧州の強豪2チームに対抗意識を燃やした。

一方で6月下旬に札幌市で臨む強化試合への出場が不透明なことも明かした。NBAの労使協定で定められている大会前の代表活動は28日間。渡邊は既に退団を表明し、Bリーグのクラブへの移籍を希望しているが、グリズリーズとの契約が6月末まで残っている。このため労使協定に抵触する恐れがあるもようだ。「出られるかどうか分からないけど、何とか個人的には出たいと思っている。そこからしっかりとコンディションを整えていって、パリに向けてチーム一丸で頑張っていきたい」と語った。新ユニホームは7月上旬の強化試合(東京・有明)に着用する。

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