「子ども難病ナビ」詐欺事件初公判 被告の元会長 起訴内容認める 大分

「子ども難病ナビ」というサービスを運用しているように装い、企業などから金をだまし取ったとされるIT企業の元役員2人の初公判が16日開かれました。

詐欺などの罪に問われているのはIT企業「隼斗」の元会長の木許宣明被告50歳です。
また、共謀したとして、元社長の毛利隼斗被告39歳も在宅で起訴されています。

起訴状などによりますと、2人は「子ども難病ナビ」というサービスを運用しているように装い、企業に投資を申し込むなどして金を騙し取ったとされています。

大分地裁で16日、この事件の初公判が開かれ、2020年に大分市内の投資会社から3000万円をだまし取った罪について審理されました。
2人はいずれも「間違いありません」と述べ、この起訴内容を認めました。

また、冒頭陳述で検察側は2人は騙し取った金を自身の役員報酬や会社の借入の返済などに使ったと指摘しました。

次回の裁判では大分県から補助金500万円を騙し取った罪について審理される予定です。

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