海上自衛隊大湊地方隊の横須賀地方隊への統合に関する江渡聡徳衆議院議員の発言について、地元では自民党に対する失望が広がっています。
【江渡聡徳衆議院議員】
「今回の法案改正によって大湊の総監部、これがなくなる形になる」
江渡衆院議員は、11日に青森市内で行われた国政報告会において、海上自衛隊大湊地方隊が横須賀地方隊へ統合する自衛隊法改正の成立について、「県や地域の活動が少なかったことがそういう状況につながった」と見解を示しました。
この件に関して、むつ商工会議所を始めとする市内8つの団体などが、自民党に対して質問状を提出しました。
自民党総裁である岸田総理や、木原稔防衛大臣に対しては、「大湊地方隊の統合は、地域としての要望活動が少なかったから行われたものか」、青森県連会長を務める津島淳衆議院議員には、「一連の発言内容は、自民党としての考え方で良いか」などを確認する内容となっています。
【むつ商工会議所 内田大輔会頭】
「江渡先生がお話ししたことと、これまで聞いてきた、お話をいただいてきたものが違ったということですので、非常にその真意を問いたくて。党として、またそのパーティーの中で、誰一人『そうじゃないだろう』といった声が上がらなかったといったことも、非常に地元としては失望というか悲しいというか、何でだと」