強風で県内各地が停電、公共交通機関に乱れ 16日

 発達した低気圧による強風の影響で16日、県内では停電が発生したほか、公共交通機関に乱れが出た。

 四国電力送配電によると、午前9時ごろから松山市湯の山地区などで計約1200戸が停電。復旧までに約4時間を要した。このほか松山市権現町付近で約200戸、今治市で約400戸、内子町で約800戸、西予市で約600戸が一時停電した。

 JR四国は瀬戸大橋線の特急列車などで部分運休が相次いだ。予讃線では伊予三芳―伊予桜井間でビニールが架線に付着した影響で松山―壬生川間で一部の列車が遅延、運休した。16日午後4時20分時点で上下線合わせて特急列車16本が運休・部分運休し、遅延は終日続いた。

 船舶は松山と呉・広島、中島を結ぶ高速船とフェリーが午前の便を中心に欠航。今治では終日、今治港を発着するフェリーなどが一部を除き欠航した。

 16日午前11時ごろ、西条市丹原地域の市道でカーブミラーが倒れていると市に連絡があった。

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