事故当日の朝まで飲酒…ひき逃げ事件初公判で34歳被告の行動が明らかに 富山地裁

ことし2月、富山市の県道で起きたひき逃げ事件の裁判で、過失運転傷害などの罪に問われている34歳の被告は、「気が動転していた」と当時の状況を語りました。

過失運転致傷と道路交通法違反の罪に問われているのは黒部市堀切の無職・坂田茉衣子被告(34)です。

起訴状などによりますと、坂田被告は2024年2月、富山市の県道で赤信号の交差点に進入し右から来た乗用車に追突。

乗用車を運転していた女性に全治およそ7日間のけがをさせたにも関わらず、そのまま走り去ったとされています。

16日の初公判で坂田被告は起訴内容を認め逃げた理由について「気が動転していた」と話しました。

事故が起きたのは午前11時半すぎでしたが、16日の裁判で、坂田被告が前日の夜から当日朝にかけて酒を飲んでいたことが明らかになり、検察側は懲役1年2か月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決が妥当だと主張しました。判決公判は5月24日です。

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