グルメフェス“アゲテイク”5回目の開催へ 飲食店など43店集結、限定メニュー注目 全国で5店しか販売していない希少な日本酒「サングロウ」も登場 上尾の公園で18、19日 ロックフェスへ成長させる野望も

「皆さんぜひ来てください」と呼びかける宮島会長(右)と事務局の須田さん=上尾市上町の恵比寿亭

 埼玉県上尾市を盛り上げようと毎年行われているグルメフェス「AGETAKE Fest 2024」(上尾市、上尾商工会議所後援、市観光協会など後援)が18、19の両日、市内菅谷の上平公園で開催される。主催する「AGETAKE2020」共同代表の宮島真亜久会長(32)と須田悦正さん(52)の2人が来場を呼びかけている。

 上尾とテイクアウトを掛け合わせた「AGETAKE」(アゲテイク)は20年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で売り上げが落ち込む市内の事業者を応援し、「みんなで力を合わせて上尾を盛り上げていこう」と企画された。5回目となる今回は、上尾市内外の飲食店や物販など43店舗が出店する。

 駅前の店舗で行っていたテイクアウトイベントを拡大し、上平公園に移ったのが翌年の21年。飲食店だけでなく雑貨店なども参加してフェス形式になった。今回は畳店や花店、歯科医院など多彩な出店者が勢ぞろいする。

 当日は、多くの店舗がAGETAKEでしか食べられないメニューを用意。宮島さんの恵比寿亭では、通常と違う関西風の焼き方で作る「うなぎの地焼き丼」を、須田商店では全国で5店舗しか販売していない希少な日本酒「サングロウ」、上尾の酒蔵北西酒造の「彩來(さら)」などを提供する。

 また18、19の2日間は公園内にあるUDトラックス上尾スタジアムでプロ野球独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズ対神奈川フューチャードリームの試合が、午後1時から行われる。

 「AGETAKE2020」会長の宮島さんは「年々出店者も増え、いざという時に助け合える仲間が広がった。来場してくれるお客さんに上尾近辺にすてきなお店がいっぱいあることを知ってもらいたい。フェスの後も上尾の街を楽しんでもらえたら」と期待している。事務局の須田さんは「AGETAKEを発展させて、いつかロックフェスを開催するのが夢。イベントの出演者やアイデアも募集中」と呼びかけている。午前11時~午後3時まで。入場無料。

 詳しくは、AGETAKEのホームページ(https://agetake.com/)。

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