【夏場所】霧島が3連敗で大関残留に暗雲「内容は全然ダメ。自分らしい相撲が取れない」

支度部屋で囲み取材を受ける霧島

大関からの陥落危機が忍び寄ってきた。大相撲夏場所5日目(16日、東京・両国国技館)、大関カド番の霧島(28=音羽山)が新小結大の里(23=二所ノ関)に屈して3連敗。序盤の5日間を終えて1勝4敗となり、大関残留に暗雲が垂れ込めてきた。

霧島は踏み込んでから左で前まわしを引いたが、大の里に寄られてズルズルと後退。最後は寄り倒されて土俵下に落下した。軍配は大の里。審判から物言いがつくも、覆らず黒星となった。

取組後は「久しぶりにまわしを取ったけどね。相手の攻めが止まらなかった。(物言いがついても)相撲は負けていた。内容は全然ダメ」と唇をかんだ。場所の中盤へ向けて「これからですよ。まだ自分らしい相撲が取れていない。これからも長いので、早く自分の相撲を取り戻したい」と必死に前を向いた。

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