困ったときには藁にも縋りたい気持ちになってしまうものですよね。でも悲しいことに、よく調べず安易に助けを求めると、そこにつけ込んでくる人もいるようです……。今回は友人から聞いたエピソードをご紹介します。
熱帯夜にエアコン故障!?
それは、私が彼氏と同棲を始めて1年ほどたった真夏の熱帯夜のことでした。
1LDKの我が家は、1台しかエアコンがありません。そのエアコンが突然異音を発して動かなくなってしまったのです……!
慌てて問い合わせるも、電化製品店やメーカーの修理窓口はすでに営業終了していて繋がらず。でも、この暑さで朝まで耐えられそうにありません。
私たちは迷ったあげく、先日家のポストに入っていた「なんでも修理します!」と書かれたチラシを見て、怪しげな業者に電話をしてしまいました。
やってきたスタッフは
やってきた若い男性スタッフは、エアコンをチラッと見ただけで「これはもう中のモーターがダメになってますね~。交換用の部品があるんで、有償で交換になります」と言いました。
さらに、部屋の中をジロジロ見ては「お客さん、この洗濯機も多分もうダメですよ。ついでに部品交換しましょうか?」「あーこの電子レンジもそろそろだな……こんな状態で使い続けたら危ないですよ!」などと言ってきます。
明らかにおかしい……
でもほとんどの家電は同棲を開始した1年前に新品で買ったものなので、まだ新しいはず……。
ちなみにエアコンの部品交換には6万かかると言われ、私も彼も「そんなにかかるんですか?!」と驚愕。
明らかにおかしいので、一旦修理は頼まずに帰ってもらいましたが、夜中に駆けつけた出張費だけは必要と言われ、仕方なく支払うしかありませんでした(泣)
悪徳業者にはご注意を!
酷暑の中、なんとか朝を迎え、開店時間と同時にちゃんとした電化製品店に電話をしました。
すぐに修理スタッフが来てくれましたが、部品の交換どころか内部のある箇所の清掃だけで直る症状とのこと!
念のため他の家電もチェックしてもらいましたが、どこにも不具合は見つかりませんでした。
昨夜の「なんでも屋」の話をすると、「あぁ、あれは悪徳業者ですよ!」と言われてしまいました。
その筋では有名な業者だそうです。
そうとも知らず高額な出張費を支払うことになってしまい、大損をすることに。
いくら急いでいても、よく調べもせず怪しい業者を呼ぶのは絶対にオススメしません!怪しい業者だと感じたら、名刺をもらってネットで調べる、他社にも見積もりを取る、第三者に相談してから決めるなどの行動を取りましょう。皆さんも気をつけてくださいね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの