現地5月15日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦して1対4で敗れた。それでも29勝16敗でナ・リーグ西地区の首位を独走。同地区2位のサンディエゴ・パドレスに7.5ゲーム差を付けており、12年連続となるプレーオフ進出が有力視されている。
ただでさえ強力な戦力を誇るドジャースだが、米メディア『Bleacher Report』のザカリー・D・ライマー記者は5月15日、飛ぶ鳥を落とす勢いで評価を急上昇させているオークランド・アスレティックスのクローザー、メイソン・ミラーの移籍先を推測した記事をアップ。さまざまな球団へのトレード移籍の可能性を推測し、そのなかでドジャースにも触れている。
「ドジャースは今のところ期待を裏切っていない。それでもワールドシリーズ級のブルペンを持っていると言い切れるだろうか。ミラーはチャンピオンを狙うための適切なピースと言えるだろう」
アスレティックスはミラーとの交換で、ドジャースからプロスペクトのダルトン・ラッシング捕手(ドジャース1位、MLB71位)、ホスエ・デポーラ外野手(ドジャース2位、MLB92位)、カイル・ハート投手(ドジャース4位)を獲得するプランをライマー記者は示している。
「ドジャースはミラーを獲得し、アスレティックスも有望選手を手に入れられるのだから、理論上はうまくいくはずだ」と綴ったライマー記者は、ドジャースのほかにも、25歳のクローザーのトレード先として、シカゴ・カブス、ボルティモア・オリオールズ、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズなどの名前も挙げている。
100マイル以上の速球と鋭い変化球で打者を抑え続けているミラー。「夏のトレード市場で最も注目されるクローザー」と称され、ア・リーグの新人王候補とも言われている右腕の去就に、米メディアは強い関心を示している。
構成●THE DIGEST編集部