大雨の際の適切な避難を支援 岩手県と盛岡地方気象台が発表する「土砂災害警戒情報」発表基準を見直して運用へ

大雨による土砂災害の発生の危険度が高まった時に岩手県と盛岡地方気象台によって発表される「土砂災害警戒情報」について、市町村による避難指示発令などの対応や住民の自主避難を支援しようと、情報発表の基準が見直されることになりました。

発表基準の見直しは16日、県と盛岡地方気象台が会見し発表したものです。「土砂災害警戒情報」は、大雨の影響で土砂災害の危険性が高まった市町村を県と盛岡地方気象台が発表する防災情報です。情報の発表は2007年から運用されていますが、土砂災害や雨のデータが蓄積されたことなどから5月23日から適切な基準に変更して運用するとしています。これに伴い、県がインターネット上で地図に危険度分布を示して提供する土砂災害警戒情報システムも現在の5キロ四方単位から1キロ四方単位に細分化されます。市町村がエリアを絞り込んで避難指示を出すことができ、適切な避難につながることが期待されます。

© 株式会社アイビーシー岩手放送